夫婦関係を修復するために良かれと思って「幸せから遠ざかる道」を選んでしまうケース
今日は
夫婦関係を修復したい方に
ポジティブシンキングの危険な点
それから
愛のある世界へ向かう最善の道
この2点についてお伝えしたいと思います。
私自身
幸せになりたいがために
ポジティブシンキングを
頑張っていたのですが
過ぎたために
メンタル的に病んでしまうという
痛い思いをしています。
ポジティブシンキングが
悪いのではありませんが
使い方に気をつける必要はあります。
ポジティブシンキングとは
最悪の状況の中でも
「絶対にうまくいく」
と前向きな考えをすることです。
夫婦関係が
うまくいかないことで
日々
イライラすることから
腹が立ったり
あるいはハラワタが
煮えくり返る…まで
大小さまざまな
怒りを感じることが
あると思います。
そんな時でも物事を前向きに考える。
もちろん、前向きに
考えた方が絶対にいい。
そういう前提はありますが
今の自分の状況を無視して
前向きに考えればそれでいい
というわけじゃないんですね。
思考が現実をつくるから
ポジティブな考えを持てば
ポジティブな現実になる
という理由で
ネガティブを無視する。
これはやりがちなことです。
夫婦関係を修復したいと
考えておられる方からは
『引き寄せの法則』が
知られるようになったことで
「怒ると怒るような出来事を
引き寄せてしまうので
怒らないようにしている」
このようなお話を
うかがうことが増えました。
本当は不安や心配で
心がいっぱいなのに
「大丈夫!」と言い聞かせて
頑張るとか
本当は怒りでいっぱいなのに
「笑顔でいなくちゃ!」と
頑張る、などなど。
幸せになりたい思いが
強ければ強いほど
こういう傾向は
現れやすいかなと思います。
不安や恐れ、怒りを無視して
前向きに考えることで
乗り越えられることも
あるかもしれません。
一方、自分にそういう思いを我慢させ
無理に前向きになろうと頑張ると
「乖離(かいり)」という
実は危険な状態に
なってしまうこともあります。
私はこれを
夫婦関係を良くしようと
努力していていた時に経験しました。
過ぎたるは
及ばざるがごとし
と言います。
何をするにも
やり過ぎになっていると
それがどんなに
良いことでも
不足している状態と
何も変わらない。
こういう意味です。
夫婦関係が
うまくいってないなら
不安や恐れを感じるのは
自然なことです。
前向きに考えるのは
良いことですが
そのために
自然に湧き上がる感情を
切り捨てることは
過ぎたることなんですね。
前向きに考えることは
都合の悪いものを無視したり
切り捨てることじゃないんですね。
ポジティブだけを良しとする。
これは自分にとって
都合の悪いこと(ネガティブ)を
切り捨てていく
という【生きる姿勢】に
つながっていきます。
無視する、切り捨てる
ここに愛はありません。
愛のある世界を求めるなら
どんな自分も愛することが大前提です。
自分を受け入れ肯定してこそ
現実でも受け入れ肯定されます。
前向きさ < 自分を愛する
パワーバランスはこうなってます。
前向きでも自分の感情を否定するなら
愛の不足になるんです。
都合が悪いからと言って
邪魔者扱いしたら
それは自分を嫌うことです。
自分の中からでてくる
それがどんなものでも
受け入れていく。
それが愛です。
都合の悪いものは
無視する、切り捨てる
というあり方は
「切り捨てられる」
という経験を映し出します。
あるいは自分から
何かを「切り捨てる」経験を
映し出します。
良かれと思っていることでも
過ぎてしまうと
こういう結果になります。
自分が自分にしていることが
現実に受け取るものです。
不安になったらダメ!
怖がったらダメ!
怒ったらダメ!
とダメダメダメ!!!!
ダメばっかり自分に
言っている。
この否定は現実に
現れてきます。
不安だろうが怒りだろうが
自分の中から出てくるものは
自分で受け取るものです。
我慢するものでも
人に向けるものでもないんですね。
もしそうしていたとしても
そういう自分を責める必要はありません。
受け取り方を知らないから
嫌だ~~~!!って
無視したり切り捨ててしまいます。
教わってないことだから
本能で対応してしまうだけです。
不安や恐れ、怒りを感じると
こうなったらどうしよう
こうなったら嫌だとか
私は生きていけない
とか、いろいろ考えてしまうでしょう?
考えるのをやめて
身体に意識を切り替えることが
受け取ることです。
怒りが出てきたら
「●●が悪い」
「●●のせい」
「あんなことさえなければ」
などなど
あ~だこ~だ考えるのをやめて
身体のどこに怒りがあるのか?
身体に意識を向けて感じます。
肩に力が入っているな。
息苦しい。
胃がキリキリする。
このように身体の声を
聞くことが大事なんです。
そして、これが受けとることです。
肩に力が入っていたら
肩に愛を向けます。
光で包んであげるんですね。
愛の光というと
何色でしょうか?
イメージする色で
苦しんでいる部分を
包んで「大丈夫」と声を
かけます。
愛で包む。
これをすべてにやっていけば
ネガティブな感情は消えていきます。
「あっちへ行け!」と嫌えば
消えていかないのが
ネガティブな感情です。
受容して包めば消えてきます。
あなたの中の愛が
あなたの心を癒します。
外に愛を求めなくても大丈夫。
自分を愛するその姿勢は
愛されるあなた、となって
やがて現実に現れるでしょう。