夫を父親として見てしまうインナーチャイルドが生む執着を手放す方法
夫婦関係が危機を
迎えている時には
精神的にも感情的にも
不安定になりますよね。
そのような
状態の中にいますと
「インナーチャイルド」
という隠れた自己が
出てきやすくなります。
インナーチャイルド
というのは
チャイルドというように
大人の中にいる
子どものままの心のことで
「私には自分を守る力がない」
「誰かに私を守ってもらいたい」
「誰か私を安心させて!」
と、叫んでいます。
特に不安や恐怖を抱えて
怯えている心です。
結婚すると
インナーチャイルドは
パートナーを父親として
見るようになります。
自分では
全く自覚できませんが
パートナーに父親を
重ねてしまいます。
父親が子どもの面倒を
見るのは当たり前ですし
親は子どもを
育てる責任があります。
ですのでパートナーに
対しても
「私の面倒をみるのは
当たり前だし
あなたにはそうする
責任がある。
私を幸せにするのは
あなたの役目」
そういう目で
見てしまうんですね。
無意識の働きなので
日頃はそういう思いに
気づくことはありませんし
自覚できませんが
夫婦関係が
危機を迎えることは
インナーチャイルドにとっては
父親を失うことと
同じになりますので
「なんとかしなければ!」
と、表に出てきます。
大人のあなたが
パートナーを失うかも!?
というショックに加えて
子どものあなたの
(インナーチャイルド)
ショックも加わり
ダブルで不安を感じるために
大きな不安感となって
「あなたがいないと
生きていけない」
という恐怖を強く
感じる状態が
できあがります。
同時に
父親が子どもを捨てるなんて
ありえないことですから
怒りも半端なく出てきます。
その人を
どうしようもなく必要とする思い
絶対に手放したくない思いがある
けれども
怒りがどうしても収まらない
絶対にゆるせない
「こんなことをするなんて
ありえない!」
と苦しんでしまう、、、
という場合には
インナーチャイルドが生む
執着の可能性があります。
また、インナーチャイルドの
執着の場合
無意識的に怒りを抑え込み
相手の言いなりになって
しまうこともあります。
インナーチャイルドは
怒りをぶつけて
捨てられるよりも
言うことを聞いて
その人の側にいた方が
安心安全だと思う
からです。
これは
パートナーを愛していて
愛から尽くしているように
思えることがあり
わかりにくい執着です。
愛と違う点は
満たされた感じ
安心できる感じ
ほっとする感じ
を実感することはなく
怒らせたら捨てられると
思ってますから
不安が心から消えません。
そして
怒りを抑え込むのは
限界があるので
いつか爆発することです。
結局
一番恐れている
「捨てられるかも?」
という状況から
抜け出せないままに
なってしまいます。
このような
インナーチャイルドが
パートナーに執着
している場合には
「パートナーから目を離す」
「自分のことをやる時間を増やす」
だけでは
充分ではないんですね。
* * * * * * * *
安心できること
* * * * * * * *
が何より重要になります。
「見捨てられる!!」
と恐怖に陥っている
インナーチャイルドが
求めているのは
『安心』
だからです。
インナーチャイルドが
求めているのは
あるがままの自分で大丈夫
という安心です。
あるがままの自分を
認めてもらえる安心感です。
あるがままの自分を
自分で受容し
自分を肯定でき
安心という段階をクリア
できると
インナーチャイルドの
思いは満たされて
執着もそれと共に
消えていきます。
そして、自分に対する
無条件の愛が生まれます。
その愛は
現実の愛を引き寄せる
力になります。