過去の嫌なことばかり 思い出してしまいます。ネガティブをコントロール したいです
今日はいただきました質問に
お返事させていただきたいと
思っています。
「私は妄想するというよりも
過去の嫌なことばかり
思い出してしまいます。
ネガティブをコントロール
したいです」
昨日のブログでは
寝る時しか帰ってこない夫…よからぬ妄想がとまりません
ということで
妄想してしまった時に
簡単にできる
妄想から抜け出す方法を
お伝えしました。
さて、どうでしょうか?
あなたは
突然昔のことを
思い出すこと
ありませんか?
私も実は昨日、突然
「ルーミックのミートソース」が
食べたくなりまして
何十年かぶりに
作ってみました。
ルーミックって
ご存じですか?
ミートソースの素です。
中学生の時
母が仕事を始めて
夕飯づくりが私の
仕事になったのですが
その当時よく使ってました。
何十年も食べてなかったのに
突然「ピカッ!」と
スポットライトが
ルーミックにあたったんですね。
こういうことを
「ノスタルジー」と
言いますけれども
クレイ・ルートリッジ
(Clay Routledge)
心理学博士によると
私たちが
ネガティブな精神状態になった時
・孤独を感じる
・うまくいかない
・自分には価値がない
・何のために生きているのか?
こんな時の
ひとつの回復方法として
ノスタルジーは
役に立っているそうです。
過去を思い出すことは
自信を持つことや
自分には価値があると
思えるようになるために
心理学では役に立つものとして
捉えられています。
ただ
同じ思い出すでも
「あの時は良かった。
でも今は…」
と比較してしまうとか
「本当にあの時は辛かった…」
と涙を流すとか
こうなってしまうと
ノスタルジーの
恩恵を受けることはできません。
過去が、自分を苦しめるものに
なってしまうんですね。
なぜ、わざわざ
自分が苦しくなるようなことを
思い出すかというと
そこに
「未完了の感情」
が残っていることが
多いんですね。
夫婦のような関係の場合
浮気不倫のように
どれほど腹が立つことを
されたとしても
その怒りを100%
パートナーにぶつけることは
まずしません。
「関係を壊したくない」
「嫌われたくない」
「それでもまだ好きだから」
など
理由はいろいろあると
思います。
そうやって
貯め込んでしまった
怒りや悲しみを残していると
その当時のことを思い出して
再び怒りを感じたり
悲しみを感じたりすることが
多いです。
感じきられていない感情を
感じるために思い出す。
そういうことがあります。
そうは言っても
ネガティブな感情を
手放すことは簡単ではないので
繰り返し思い出してしまいますし
さらには
「私はこんなに苦しいのに
あの人は平気な顔をして
のうのうと暮らしている!」
そう思うと
ゆるせない気持ちが
出てくることもありますし
「私と同じ苦しみを
味わってもらわないと
気が済まない」
と思えることも
あるかもしれません。
そんな時に
大事なことはこれです。
過去からくる
ネガティブな思い
あの時はこんなに
辛かった…
に始まって
私と同じ苦しみを
味わわせたい!
に至るまで
まず自分がそんまんまの
気持ちを受け止めていく。
いつまでも過去のことを
グズグズ言っている
ダメな私
とか
大切な人なのに
苦しめばいいと
思ってしまう嫌な私
このように
自分を責めることなく
ネガティブな感情や
思いをそのまま認められたら
いいですね。
「怒り、憎しみ」といった
激しい気持ちを
愛する人に対して
自分が持っていることを
認めたくないことも
あるかもしれませんし
そういう激しい気持ちを
認めてしまったら
夫婦関係が終わってしまうと
恐怖を感じるのかも
しれませんし
そういう激しい気持ちと
どう向き合えばいいのか
わからないのかも
しれませんが
いずれにしても
「怒り、憎しみ
このような気持ちを
愛する人に対して持っている
ことを自分で認める」
まで過去に追われ続けてしまいます。
パートナーに
ぶつけるのではなく
自分で認めることが
ポイントなんですね。
辛い過去を繰り返し
思い出してしまうとしたら
まずは
「ネガティブな感情や
思いを認めていくことが
私には必要なんだな」
と気づいていただくことが
最初の一歩かと思います。
そして
もし、そういう激しい気持ちと
向き合うことが
できたなら
「辛かったね」
「大変だったね」
「大丈夫だよ」
と自分に声をかけてください。
その時、
こちらの記事に書いてある
合谷を刺激するを
やっていただくのが
おすすめです。
パートナーにぶつけず
自分の感情を認めて
痛みや悔しさ
悲しさや怒りに
寄り添って
共感してあげてくださいね。
どんな感情も否定せず
受け入れることができると
感情は消えていきます。
「未完了の感情」が
完了されて
心の傷が癒されるなら
そのことを思い出しても
心が動くことはありません。
心の傷が癒された
いつの日にか
「そんなこともあったね」
「でも私はよくやってきたね」
「頑張ってきた私には
きっといいことあるよね」
というノスタルジーの
恩恵を受けることに
なっていくかもしれません。
その時あなたは以前よりも
ずっと幸せで
輝いている自分に
気づくことでしょう。