宇宙の流れに乗って豊かさを受け取るためのガイダンス:「白露」から「秋分」まで
9月7日は二十四節気の
「白露(はくろ)」です。
白露は、夜冷えた空気が
草花に露としてつき
それが光って白く見える様
と言われています。
昼間はまだ夏を感じる
暑さもありますが
朝夕が冷え始めるため
露を結びはじめます。
秋の始まりを
感じさせる頃です。
宇宙の流れに乗って豊かさを受け取るために
夏は外からエネルギーを
吸収する時期ですが
秋になると吸収ではなく
集めたエネルギーを
自分の内で凝縮・結実させる
時期となります。
実りの秋というように
収穫をもたらす時期です。
エネルギーが内向きに
切り替わるのは
「秋分の日」です。
秋分の日は太陽が
真東から登り
真西に沈みます。
昼と夜の長さが
同じになる日です。
地球の地軸の
傾きが変わり
北半球ではエネルギーが
陽→陰となり
冬至に向かって
エネルギーは収縮・凝縮
していきます。
このような自然のエネルギーの
切り替わりは
私たちにも影響を与えます。
私達も自然の一部だからです。
エネルギーの切り替わりは
年に2回ありますが
秋の切り替わりは
「豊かさ」と関係してきます。
その切り替わり前の「白露」が
重要なわけは、、、
私たちのエネルギーも
実りに向けて凝縮・集中
していくのですが
切り替わりに向けて
心身が不安定に
なりやすい時だからです。
心身の不安定は
エネルギーの浪費を意味します。
エネルギーを
保存する力が弱くなり
エネルギーが外へ
漏れ出してしまい
凝縮(実り)へ充分に
使えなくなってしまいます。
この時期を丁寧に過ごすことで
切り替わりの自然の流れに乗って
エネルギーを
凝縮・集中へ向かわせ
豊かな実りへ向かえるように
なります。
白露の時期は
朝晩は涼しくなるので
夏の暑さの中で
失われていた
食欲が増してきます。
いろいろな物が
食べたくなりますが
食べ過ぎると
胃に負担をかけてしまいます。
暑さで内臓が
弱っている時ですので
消化吸収力が
低下しているからです。
この時期に
胃が不調となることは
陰陽五行説によりますと
秋の臓器「肺」に
負の影響を与えてしまいます。
肺は「悲しみの臓器」
と言われ
肺が弱ると
悲しいことばかりを
考えやすく
ウツウツしやすくなります。
肺は溜まった
ウツウツ、悲しみのエネルギーを
排出するために
セキをするようになります。
私たちから見ると
呼吸器疾患ですが
悲しみを排出するために
エネルギーが使われてしまう、、、
という、エネルギー漏れが
起こってしまいます。
必要なところへ
エネルギーが使われず
実りへの障害となります。
秋の入り口として
重要な時期です。
変化の時期を快適に過ごすために
胃をいたわる食事を
摂ることと共に
凝縮・集中の
エネルギーを宿している
「実」をいただいて
補給していくことを
おすすめします。
穀物類や今の季節の実り
栗や梨、芋などを
召し上がっていただくのが
良いでしょう。
そういった食材を
胃をいたわるために
消化の良い調理法で
召し上がっていただくことが
快適に過ごす心身を
つくることに
つながっていきます。
身体をいたわり
宇宙の流れに乗って
豊かな人生の実りを
受け取っていきましょう!